今月24日、ピアニスト藤田真央さんのエッセイ第2巻「指先から旅をする2」が文藝春秋から発売されます。
私も早速予約しました✨
第1巻をこの1ヶ月、ゆっくりじっくり読み進めてきましたが……本当に大好きな一冊になりました。
本を読みながら、携帯とiPadを横に置き、出てくる国や演奏会を調べたり、YouTubeでその曲を流したり、ノートに感じたことをメモしたり。知らない曲に出会うたびに新しい扉が開かれるようで、少しずつ音楽の世界が広がっていきました。
スイスのルツェルン音楽祭やヴェルビエ音楽祭の映像を見ながら読むと、まるで一緒に旅しているような気分に🌍✨
真央さんの本には、ピアノ選びのこと、曲目に込めた思い、世界的な指揮者との共演エピソードなどが丁寧に綴られています。演奏中の細やかな表現を、ユーモアたっぷりに「竈門炭治郎だったら“全集中常中”」と例えてしまうところなど、思わず笑ってしまうくだりも。
そして読めば読むほど、音楽は「人と人との出会い」で大きく変わるのだと実感しました。同じラフマニノフのピアノ協奏曲でも、指揮者やオーケストラによってまるで別の音楽になる—だからこそ、聴き比べる面白さがあるんですね。
私自身も、藤田真央さんが尊敬するロシアの名ピアニスト、ミハイル・プレトニョフの演奏をもっと聴いてみたいと思いました。
第2巻が待ち遠しくて仕方ありません🎶
音楽はまさに、指先から広がる旅。その感覚を、レッスンの中でも大切にしていきたいと思いました。