音楽と美術で旅をする――「Sound Voyage」の舞台裏🎫

2026年04月02日 11:24

3月27日、下北沢クラシックホール・リアンにて、企画コンサート「Sound Voyage」が開催されました。

「音楽×美術×照明」を融合させ、五感で旅を体験していただくというこの試み。企画を立ち上げた娘が、約半年前から準備してきたプロジェクトです。

芸術高校時代の美術科の友人たちに展示や照明を依頼し、音大の同級生と共にプログラムを作りました。
ジャンルの異なる若い才能たちが、一つの空間を作り上げていく過程を、見ることができました。

プログラム(チケット?)は来ていただいたお客様が楽しんで頂けるように、飛行機のチケットをイメージしたデザインを考え美術のメンバーの子と作成したようです。

当日は私と夫、そして長女も運営のお手伝いをさせていただき、長女は譜めくりとして舞台に上がりました^^*

目と耳で巡る、世界各国の情景
それぞれの国に着想を得た美術作品が飾られ、照明が灯り、まるで会場全体で旅を連想させる空間が広がっていました。

日本🇯🇵:宮城道雄「春の海」
ピアノとチェロが紡ぐ、静かな、けれど芯のある音色。一瞬にして会場が日本の穏やかな空気に包まれ、旅の始まりにぴったりな音楽だなと思いました

続いてロシア🇷🇺:チャイコフスキー「白鳥の湖」。
湖畔に佇む白鳥の絵画が美しく幻想的でした。

スペイン🇪🇸:カサド「親愛なる言葉」
真っ赤なドレスの操り人形が情熱的に踊る演出は、美術と音楽が一体となった象徴的なシーン。その斬新な表現は、お客様の視線が一点に集まった瞬間でもありました👠

ポーランド🇵🇱:
ショパンのノクターン☾⋆.·
ピアノソロで、湖に浮かぶ月を思わせるような、静かで優しい音色が会場を包み込んだような気がします。

アメリカ🇺🇸:
カントリー調の曲では、チェロをギターのように抱えてピッツィカート(弦を弾く奏法)を披露。クラシックの枠にとらわれない自由な表現に、お客様からも「おぉ」と歓声が上がっていました笑笑🧸⋆︎*

南アメリカ🇺🇸:
ピアソラの「リベルタンゴ」。
ピアノとチェロの息もピッタリで、照明もとてもかっこよく、会場の空気が一気に変わるような迫力ある演奏でした。

イギリス🇬🇧:
「アメージング・グレース」は、チェロ奏者の同級生による独自の創作アレンジだそうです😳😳
おしゃれで美しいコード進行が耳に新しく、その音色に、ハンカチで目元をぬぐうお客様の姿も。

そして最後はハンガリー🇭🇺:
ハンガリアン・ラプソディ。
とても難しい曲ですが、2人の息はぴったりで、最後にふさわしい迫力ある演奏で本当に感動しました…!


そして、
最後の挨拶がおわり、再び春の海を演奏し
日本へ帰還となりました。
始めに同じ曲を聞いたはずなのに、
色々な体験を終えて聞くこの曲が、全く雰囲気が変わったように感じられた!とお客様からお声を頂いていました。
それほど1時間の公演がお客様の印象を変える充実した体験だったのだなと私は思います☺️✨️

「旅」を終えて

企画から運営まで、学生たちの力で一つの公演を作り上げることは、決して簡単なことではなかったようです。
プログラムの構成、演出、準備、当日の運営まで、たくさんの時間をかけてこのコンサートが形になっていきました。

当日は100名近い満席のお客様にお越しいただき、音楽と美術、照明が一体となった空間の中で、会場全体が「旅」をしているような時間が流れていました。
舞台に立つ人、作品を制作した人、裏方で支えた人、それぞれの力が合わさって、一つの舞台ができあがっているのだと感じました。

私は少し離れたところから見守るだけでしたが、若い学生さんたちが一つの目標に向かって協力し、形にしていく姿はとても輝いていて、むしろ私の方が多くのことを教えてもらいました。

来場してくださった皆さまからも温かいお言葉をいただき、何よりの喜びとなったようです。

音楽が人と人をつなぎ、新しい景色を見せてくれる。
そんな芸術の力を改めて感じた一日でした。

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