友人親子と娘の4人で、南青山のブルーノート東京へ。
ジャズピアニスト・小曽根真さん率いるピアノトリオ “TRiNFiNiTY” のライブを楽しんできました。
ピアノ、ベース、ドラムによる一流のセッションは、まさに同じ演奏は二度とないと思わせるような熱演。
瞬間瞬間に全身で向き合う演奏に、心を奪われました。
ドラムの変幻自在で神業のようなテクニックには圧倒され、
コントラバスの音色はアドリブ全開で体にズシズシ響き、ブルーノートの空間全体を包み込みました。
ホールでは味わえない、ジャズクラブならではの醍醐味を堪能できました。
さらに、友人たちがサイン入りTシャツを着ているのに感化され、
「次回は私たちもOZONE Tシャツで参戦しよう!」と盛り上がったのも楽しい思い出です。
そしてこの夜のサプライズは、なんと――
この夏ずっと著書を愛読してきた、大好きなピアニスト 藤田真央さん が客席にいらしたこと。
今月24日に発売される『指先から旅をする2』を心待ちにしていた私にとって、
そのご本人が目の前にいるなんて、まるで夢のようでした。
クラシックの曲を練習するのがどうしても苦手な子や、コツコツが続かない子もいます。
でも小さい頃からコード進行を覚えていれば、どんな曲にも即興で伴奏をつけられるようになります。
チューリップやキラキラ星のような童謡もアレンジできるし、
男の子だって藤井風さんのように、どこでもサッとキーボードを弾けたらきっとカッコいい。
音楽ってこんなに自由で楽しいんだ!――
そんな思いを、小曽根さんの演奏や表情、体全体から感じ取りました。
「どうしたらこの気持ちを生徒たちにも伝えられるだろう?」
帰りの電車の中で、そんなことを考えていた夜でした。