俺のブラームス

2025年07月24日 09:26

俺のブラームス!

7月21日(月)、私が師事している佐藤彦大先生の演奏会を聴きに行ってきました。
プログラムはブラームスの交響曲第3番とピアノ協奏曲第2番という、重厚で聴きごたえのある構成。
特に協奏曲の生演奏を体感できたことは、音楽を学ぶ者として本当に貴重な機会でした✨

中でも強く印象に残ったのは、オーケストラとのアンサンブルの中で響くピアノの音の在り方。
協奏曲では、ピアノがオーケストラとともに音楽を築いていく役割を担っていて、その中で音量や音色のコントロール、タイミングの呼吸感といった繊細な要素がとても大切だということを実感しました。

軽やかで柔らかいタッチから生まれる音が、決してオーケストラに埋もれることなく、ホール全体にしっかり届いていたのが本当に印象的でした。
それは単に「音が大きい・小さい」といったことではなく、“響きの質”に対する深い理解とコントロールがあってこそ可能なのだと感じました。
協奏曲におけるピアニズムとはどういうものか、音を通して教えていただいたような気がします。

私自身、まだ協奏曲をオーケストラと合わせた経験はありませんが、いつかその機会が訪れたときには、この日の演奏を思い出して、音の在り方や意識の持ち方に生かしていきたいと感じました!

さらに、プログラムノートにはブラームスの作品に対する深い解釈や、作品が生まれた背景が丁寧に書かれていて、音楽だけでなく言葉を通しても作品世界に触れられる、すごく充実した演奏会でした🎶

莉南

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