映画『国宝』 覚悟が宿る芸術

2025年06月21日 23:28

映画『国宝』を観てきました。

芸を極めるとは、人生のすべてを捧げること。
その道には、美しさだけでなく、孤独や犠牲、そして狂気さえもある…
「才能は、祝福か呪いか」
そんな問いが心に残りました。

特に、女形の踊りを演じた役者さんたちは満員の客席に瞬きも許さない迫真の演技。体の隅々まで色気と覚悟に満ちていて、私も魂が震えるのを感じました。

あっという間の3時間。
もう一度観に行きたいくらいです。

ちょうど今、教室では子どもたちのコンクールシーズン。
今週はホールリハーサルがありました。そこで感じたのは、覚悟を持ってピアノに向かう子の音色は、年齢を超えて心に響くということ。

ここまで仕上げるには、きっと毎日の相当な努力があったはず。
小さな手で奏でる音にも、確かな魂が宿っていました。
生徒さん一人ひとりが自信を持って、心から満足できる演奏ができることを願っています。

記事一覧を見る